インド映画イラスト

2020年3月の緊急事態宣言からNetflixで見始めたインド映画。 辛い時も楽しい時も、いつもインド映画に支えられてきました。 好きな俳優:サルマン・カーン、ナワーズッディーン・シッディーキー 好きな作品:「ダバング 大胆不敵」「ライアーズ・ダイス」 感想とイラストが溜まってきたので、ブログで紹介します。 イラストはペンと筆ペンで描いています。

2022年04月

ラージャスターンにすむ盲目の少年とお姉ちゃんの物語。

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意地悪な養母、デブのいじめっ子、女の子は教育を受けられない理不尽さ…辛い現実を、映画や俳優にはげまされながら生きる子どもたち。

弟くんがしてるのはサルマーンブレスですね。
ご両親が生きてた頃に買ってもらったのかな。

弟くんが、目が見えなくなる前に見た映画が「ダバング 大胆不敵」という、泣かせる設定…。


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無職の養父。子ども好き。
無職が出てくるインド映画好きなんです。

弟の盲目を治してくれる(と思っている)シャールクに会いに旅に出る二人。


この旅の中で会う人がいい人だらけ(一人例外がいるけど)で、優しい世界。

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イケおじの運ちゃん。イケメンすぎる

インド•ラージャスターン州の建築や文化はエキゾチックな雰囲気で華やか!

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最終目的地となるジャイサルメール(2007年に訪問した時の写真)


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ジプシーの姐さん。美しいです。


子どもたちの表情やセリフもとても良くて、
インド映画好き以外の人にもおすすめできる良作品でした。

聞かん坊で自由奔放な弟くんが、
親友の男の子にポツリともらす
「世界で一番怖いことは、パリーの手が離れてしまうこと」
というセリフが好きです。

あるシーンの砂漠での孤独が泣けます...

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映画の概要
Dhanak(虹)
Netflix 日本語字幕あり

「バーフバリ」のS.S.ラージャマウリ監督の2009年の作品「マガディーラ 勇者転生」。
いつの間にかamazonプライムビデオで配信開始していたので、久しぶりに見てみました。

あらすじ
1609年ウダイガル王国の英雄バイラヴァと、国王の娘ミトラは愛し合っていたが
陰謀により非業の死を遂げる。
時は変わって400年後、輪廻転生して再び出会った二人。
今世でも繰り返される悲劇。運命の鎖を断ち切るべく、二人は戦う。

世界観


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ウダイガル王国

「バーフバリ」でもファンタジー建築と豪華な衣装が楽しめましたが
この作品でも(ややCGの稚拙さはあるものの)楽しめます。

現代の恋愛劇もいいんだけど、やっぱりコスチュームプレイが最高!

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ミトラ姫

話の中で出てくる素晴らしいお城の遺跡は南インド・ハイダラバードのGolkonda(ゴールコンダ)城のようですが
全体的には西インドの建築をベースにしたファンタジー世界が素晴らしいです。

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ラージャスターン州ジャイサルメールの建築

塩の砂漠



この歌で出てくる真っ白い世界は、カッチ砂漠のホワイト・ラン(White Rann)かな。
塩の砂漠です。

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塩の砂漠ではしゃぐ私

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友達の弟さんとお母さんとらくだと塩の砂漠

この塩の砂漠の向こうはパキスタンなので、パキスタンの建物が蜃気楼のように見えて幻想的です。


吹き替え版のセリフ
私は3人子どもがいて、6歳と3歳の子はテルグ語映画が大好き
派手でコミカルな動きが、言葉がわからなくても楽しめるからみたい。

この映画も最初から最後まで見ていたんだけど
特にお気に入りのシーンはラストにある「ソロモンが車でヘリコプターを落とす」シーン。

字幕版だと「ソロモンさまのお通りだい!」となっているけど
吹き替え版だと「元気ですかー!ソロモンでーっす!みんなカレー食べてる~?イッパーツ!飛っびま~す!(ヘリの墜落)インド人もびっくり!」という、ノリノリすぎるセリフになります。

このシーンは子どもにつきあって何十回見たことか。

普段吹き替え版は見ないんですが、この作品は吹き替え版の声優さんたちののびのびした演技が面白いです。

映画の概要
マガディーラ 勇者転生(Magadheera
2009年
テルグ語映画
S.S.ラージャマウリ監督

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